五感で感じる
壮大なスケールの景色、なのに風の音しかしない
その不思議を五感で感じてほしい
写真を撮ることばかりに気を取られてはいけない
目に焼き付ける
耳で風の音を感じる
少し強い風が吹けば耳を毛糸の帽子で覆ってやる
そして人生の中で南極へたどり着けた幸運に感謝する
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生きる
南極には過酷な生命物語がある
みんな、懸命に生きている
世界一過酷な子育て
そうやって命をつないでゆく
きれいごとでは済まされない残酷なシーンにも出会う
生きてゆくとはそういうことだ
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写真撮影
南極へ行けば、誰もがアーティスト
カメラのファインダーに覗き込み、
作画を考える
何を含める、何を切り捨てる
人はそれぞれの感性を持っている
人はみなアーティスト、芸術家である
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氷のマジック
波で削り取られた縦の線
なぜ縦なのか?
あるとき、氷のバランスが崩れて90度回転してしまったのだ
長い時間の中で削り取られた彫刻
淡いブルーの光を内部から放っている
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ゾディアックボート
南極には船が接岸する港はない
いつもゾディアックボートで上陸する
10人で乗る
とても安定性が良い
最長で30〜40分程度乗る
現実問題、トイレを済ませて準備万端で乗り込む
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エクスペディション(探検船)クルーズ
観光名所に行ったり、ショッピングを楽しんだり
そんな普通のクルーズではない
厳寒の地へ行く冒険の旅、アドベンチャークルーズ
それは自分自身へのチャレンジでもある
巨大な氷の中を船は進んでゆく
吹雪く雪山へ粘土質の大地を踏みしめて登る
エクスペディションクルーズとは、我々が生まれた星、地球を知り尽くす究極の旅
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幸福感
はてしなく遠い南極
誰しもがたどり着ける場所ではない
人生の中で南極という白い大陸にたどり着けた幸福感を分かち合う
その大きな喜びに感謝が生まれる
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地球に生きるものとして
地球は確実に壊れつつある
というか、人間が壊している
南極でも温暖化は深刻な問題だ
南極へは何も持ち込まない、何も持ち帰らない
それは厳しく定められている
そこに生きる動物たちの命を守るために
そして地球を守るために
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南米・ブエノスアイレス
南極へ行くとき、まず日本からアルゼンチンのブエノスアイレスを目指す
スペイン語が行き交う素敵な街
南極に行くなら、ぜひブエノスアイレスも楽しんでいただきたい
特に、官能的、情熱的なアルゼンチンタンゴの夜を楽しんでいただきたい
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