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■北極の楽しみ方

北極に住む人との出会い
人は人に感動する。私はそう思います。
南極には人は住んでいませんが、
北極には人が住んでいます。
例えばグリーンランド北東部、そこに暮らすイヌイットの人たち。
アザラシを狩って、その肉を食べて、毛皮をお金に換える。
その狩猟民族の文化に触れる貴重な経験。

 
神々しき存在、シロクマ
体重600キロ
移動距離700Km
3カ月、何も食べなくても生きて行ける
驚きの存在、シロクマは北極のみに生息しています。
船から見ていると、まだまだ遠くにいるなぁ、と思っていたら、
その歩みは遅いのに、気が付いたら船の前にいる。
そう、獲物を捕らえるためには気配を消さなければならない。
その絶対的な存在感を持つシロクマとの遭遇は北極旅行のハイライトです。

 
写真撮影
白を白く写すのは、実はちょっと難しいのです。
少し露出を開けて、+1、+1.5ぐらい。
歩く、しゃがむ、360度見渡す、たったそれだけでファインダーの景色ががらりと変わる。
誰もがアーティスト、誰もが表現者。
カメラのファインダーに覗き込み、
作画を考える
何を含める、何を切り捨てる
人はそれぞれの感性を持っている
人はみなアーティスト、芸術家である

 
北極ワイルドライフ
スピッツベルゲン島の山をトレッキング
巨大氷河をバックに散策
グリーンランドで狩猟に使う犬ぞりで雪山を滑走。
清々しい北極圏ならではの楽しみがたくさんあります。

 
ゾディアックボート
北極には船が接岸する港はほとんどない。
いつもゾディアックボートで上陸する
10人で乗る
とても安定性が良い
最長で30〜40分程度乗る
現実問題、トイレを済ませて準備万端で乗り込む

 
エクスペディション(探検船)クルーズ
観光名所に行ったり、ショッピングを楽しんだり
そんな普通のクルーズではない
厳寒の地へ行く冒険の旅、アドベンチャークルーズ
それは自分自身へのチャレンジでもある
巨大な氷の中を船は進んでゆく
吹雪く雪山へ粘土質の大地を踏みしめて登る
エクスペディションクルーズとは、我々が生まれた星、地球を知り尽くす究極の旅

 
達成感

人はどんな時、大きな達成感を感じるのだろう。
北極、例えば北緯90度、つまり北極点へ到達した時、
言葉に表せないほどの感動と達成感が待っているのだろうか?
達成感の基準は人それぞれであろうが、
ただひとつ言えるのは、チャレンジした人だけが達成感を得られるということだ。

 

地球に生きるものとして
口の周りが赤く染まっている。
シロクマがホッキョクギツネを捕らえたのだ。
それは残酷なように思えるかもしれないが、
懸命に生きている証でもある。
我々人間も、地球という星で懸命に生きている。
その地球は確実に壊れつつある
というか、我々人間が壊している
北極でも温暖化は深刻な問題だ
ここへは何も持ち込まない、何も持ち帰らない
それは厳しく定められている
そこに生きる動物たちの命を守るために
そして地球を守るために

 
レイキャビク
ロングイヤービーン

上:アイスランドは火山列島、レイキャビクからわずかの距離に間欠泉が吹きあがり、地層に生まれた段差はダイナミックな滝になる。市街地はとても小さく、市民は短い夏を日の光を浴びて楽しんでいる。
下:極北の島、スピッツベルゲン島。
飛行機で降り立つロングイヤービーンはすでに北緯78度。
そこにはデラックスな都会型のホテルやレストランはない。
だけど素朴なロッジがある。温かい魚介のスープを出してくれるお店がある。
それはきっと思い出として心に沁み込んでゆく。

 

 

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