クルーズレポート
  
個人主義的レポート
QE2
クイーンエリザベスU 最後の大西洋横断
2008年10月10日
 
 
午後3時、歴史あるサウザンプトン港に到着、早速乗船手続きを行います。
午後5時、QE2は離岸、ニューヨークへ向け動き出します。そしてQM2が後方にスタンバイ。
役者は揃いました。


2日目、やや波高し。QE2はこの航路を40年走り続けてきた。何の心配もない。ただ委ねればいい。
キャプテン主催のウェルカムパーティ。QE2はナイトライフになるとぐっと輝きを増す。歴代最後のキャプテンは以外にも若かった。
QM2とのランデブー。そんな夢のような毎日が続く。曇り空から光が差し込み、時に海面が輝く。
QM2は、QE2後方の左舷、右舷に配置、ぴったりと追走する。
QE2の船内ライフ、実に人間味がある。ランドリーの横には小さな花屋さん。とてもわかりにくい位置。はたして何人の船客がこの場所を知っているだろう?
毎日が終日航海日。でも毎日楽しいことでとても忙しい。3時のアフタヌーンティ、食事の前のカクテル。
螺旋階段の下、隠れ家的なバー。結局訪れることはなかった。悔いが残る。そしてプリンセスグリル。キャビンカテゴリの関係で訪れることが出来なかった。テーブルの配置が巧みで、実にいいダイニングだった。
この航海中、QM2が再接近。その差200ヤード。船客は大歓声。キュナードの2隻だからこそ価値がある。残念なのは自分が乗っているQE2の航行する姿が見れないこと。きっと美しかったに違いない。
屋内のスパ・ジャグジー。昔の船はみなこのように船底にありました。そしてモーレタニアクラスのキャビン。かなり船首部分の低層階で、波が丸窓にガンガンぶち当たる。けして広くはないけど、シャワーのお湯の出も好調、よく眠れるベッドだった。
ゴールデンライオンパブとクリスタルバー。よく通ったなぁ。
いよいよニューヨーク。QM2はブルックリンのターミナルへ向かう。7日間本当に楽しませてくれた。
ほどなく自由の女神が左手に、右手にはマンハッタンのビル群が見えてくる。QE2は余裕で大西洋を渡りきった。
QE2の食事は、かなりレベルが高かった。そして心がこもっていた。モーレタニアの6人テーブルは英国人4人と日本人2人。毎晩、盛り上がって楽しいディナーとなった。
長年、QE2に”住んでいる”女性、引退を機にクイーンビクトリアへお引越しされるとのこと。ダグラスワード氏など、著名人も多数乗船。
この船のライブラリは素晴らしい。とても楽しい。本棚の合間の椅子に座り、船関係の本んでいるといつしか時間もかなり経っていたりして。
フィリピン人クルーがランチのサービス。今日はトンカツ・マグロ・ミソスープ。
ニューヨークで下船。帰りのバスに乗る前に、その姿を見上げた。パンフレットの写真と同じだ。やっぱりQE2は美しい。最高の美的センスでもって、高次元で計算されているに違いない。

■スケジュール

DAY

寄港地

入港

出港

2008.10.10 サウザンプトン 午後乗船 17:00
2008.10.11 終日航海日 ----- -----
2008.10.12 終日航海日 ----- -----
2008.10.13 終日航海日 ----- -----
2008.10.14 終日航海日 ----- -----
2008.10.15 終日航海日 ----- -----
2008.10.16 ニューヨーク 7:00 午前下船



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