クルーズレポート |
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個人主義的レポート | ||||||||
NAUTICA オーシャニアクルーズ ノーティカ 神戸 Inspection Tour 2010年4月 |
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最上階のバーカウンターにディスプレイされた
ワイングラス。 ワインではなく、ワイングラスの美しさに見とれてしまいました。 ドイツのアイシュというブランド。ワインをグラスに注ぐだけで数時間デキャンタージュしたような香りと味わいを楽しめるという一品。こういった細部のクオリティから、実はその船の目指すサービスレベルが見て取れるのです。 オーシャニアクルーズ。3万トンの中型船で上質なクルーズを展開する米国の船社。最短10泊以上のコース設定。近年飛躍的にリピーター率を上げてきたクルーズ会社。その噂は幾度となく海の向こうから聞こえてきました。 |
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5:00PM この船は神戸でオーバーナイト。アフタヌーンティの終わりがけ、なぜかグラスに注がれたビールを飲まれている方が多いのは? 7時まではハッピーアワーとのこと。 息せき切って観光に繰り出すでもなく、ゆっくりと過ごされているのが印象的です。 |
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2人のための時間 この船は、夫婦という単位をイメージしたパブリックスペースの造りがなされています。例えばプールサイドの二人用デッキチェアや二人用のカバナ(最上階の前方)など。 3万トンという大きさは、今となっては極めて小さい部類に入りますが、大人が2人、2週間程度を過ごすには十分に備わったパブリックスペース。そのどれもが重厚かつ上質。ホテルにたとえるなら間違いなくこじんまりとしたブティックホテル。喧騒や混雑とは無縁の世界。今や、こういった船旅は少しお金を出さなければ手に入らなくなってしまいました。 |
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ウッドパネル、書棚、テーブルなど、基本はダークトーン。ビビッドな指色を使うでもなく、いたってオーソドックス。しかし、このライブラリはきっととてもくつろげるはず。 |
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ノーティカにはいくつかのダイニングがあって、それぞれに異なった
テーブルコーディネート
がなされているのですが、特に目に留まったのがこの写真のセッティング。にっぽん丸の新設ダイニングのテーブルコーディネートをクニエダヤスエさんという方が手がけていらっしゃるというのを知って、最近興味をもって見るようになったのですが、華やかなコーディネートって、たくさん色を使うということではないんですね。 このテーブルで使っているのはお皿の縁のワインレッドだけ。これがすごく締まって見えるのです。 これ、プロの方が見てもきっと高次元のアンサンブルのはず、と思ってしまいました。 |
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豪華すぎるインターネット教室の部屋。 昔なら切手を貼って、港に着いたら郵便局へ出しに行ったり、船のレセプションに渡したり。 それが今や瞬時に相手にメールが届いてしまう。どんなに大海原の真っ只中でも。 しかし、例え手法は変わっても、「今、○○あたりを航海中、、、、」というのは変わらないはず。 |
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アトリウム ノーティカはじめ、オーシャニアクルーズの3万トン3隻はすべて、元ルネッサンスクルーズのRシリーズ。当時、雑誌やパンフレットで紹介されていたアトリウムの雰囲気がそのまま残っています。 当時の船主が「こういう船を造りたい」という主張が最も際立った空間がこのアトリウムであろうと想像しています。 |
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メインダイニングへ向かう途中、左手に配置されたラウンジ。おそらく食前の一杯を傾けるウェイティングバーとしての用途をイメージしていると思われるが、この”ちょっと立ち寄る”ためのバーがなんとも上質な空間なのです。 | |||||||
元ルネッサンスの時代から変わらないメインダイニング。特に椅子のファブリックを憶えていて、今も変わらず重厚なつくりをしています。最初はほとんど船客がいなかったディナータイム、みなさん神戸観光にお出かけだったのですね。 | ||||||||
まさに、このサイズの船だからできるおもてなしと絶品ディナー あらためて、洋上最大の楽しみは「食べること」を再確認しました この船、神戸から動いてどこか連れて行ってくれないだろうか。 |
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急速な大型化が進むクルーズ船。その中で忘れ去られたものが、この船には残っています。 いい船旅の印象は、立派なハードよりも、クルーの暖かみあるおもてなしや、 美味しいお食事だったりすることがあります。 この船はきっと約束してくれるはずです。 自身には最短10泊というクルーズの長さがちょっとネックに。 それでも、いつか自身の船旅のために、この船を再度訪れることを夢見て。 |
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