Day1 マラガ乗船 |
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スペイン・マラガからの出港。
いよいよヨーロッパのクルーズシーズンがスタートします。
まだ暑すぎず、寄港地での市街散策には最適です。 |
Day2 カルタヘナ |
スペイン・カルタヘナ寄港の夕方、
キャプテンのウェルカムカクテル、キャビアがふんだんにふるまわれました。 |
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洋上最高水準のシードリーム・ヨットクラブのディナー
使う食材、盛り付けの美しさ、素晴らしいです。 |
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客室に戻れば美しくターンダウンされたベッドに
一輪の花。 |
Day3 バレンシア |
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清々しいデッキでの朝食。お粥を特別に注文して作ってもらいました。 |
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木漏れ日の爽やかなバレンシア
パエリア発祥の地。
船会社のエクスカーションに参加しなくても、地図を片手に町を散策し、バールでタパスとサングリアをいただいたり、そんなささいなことがいちばんの思い出になったりします。 |
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Day 4 バルセロナ |
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シードリーム・ヨットクラブは郊外の大型船のクルーズターミナルではなく、街の中心まで歩いて行ける港へいつも接岸。
午前中は船でリラックス。ハンバーガーとビールのランチをいただいてから、バルセロナの街へ繰り出します。 |
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Day 5 コリウール |
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やっぱり、フランスの街は美しい。
スモールシップでしか行くことができないコリウール。
実はワインの産地でもあります。 |
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日本からのゲストだけのプライベートカクテルパーティ。
ライブラリーを貸し切って開催しました。
粋な計らいでお寿司を握ってくれました。 |
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ディナーから。 キャビア、トマトのカプチーノ仕立てスープ。
贅沢な食材、手間暇かけた一品。
船客112名だからこそできるのです。 |
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プライベートヨットライフ。
デッキは上質なチーク材で敷き詰められ、はだしで歩いても心地よく、
プライベートヨット仕様らしく、アウトドアのスペースがたくさんあります。 |
Day 6 サナリー・シュルメール |
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このクルーズ中、唯一船会社のエクスカーションに参加して、エクサン・プロヴァンスへ行ってきました。
街並みが統制のとれた美しい街、緑も多く、フランス人はその生活スタイル自体も美しいと感じます。 |
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お誕生日には、客室はこんなふうにデコレーション。 |
Day 7 サントロぺ |
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スモールシップの寄港地として人気のサントロぺは、極上のリゾート地。
フランスの有名ブランドのブティックがたくさんあります。
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ここでは、シェフと市場へ買い出しツアーに参加。
買い出しと言っても魚や肉を買うわけではなく、ロゼワインの試飲、生ガキや地元のソーセージ、チーズを
食べまくる、支払はシードリーム、という贅沢三昧のツアーでした。 |
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シードリームのナイトライフ
ディナーの後はデザートビュッフェをどうぞ。 |
Day 8 ニース |
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いつも煌びやかでまばゆいニース。
南仏コートダジュールの中心地。
旧市街を散策して、いつものクロワッサン絶品のカフェで小休止。
ニースのハーバーは、たくさんのヨットやクルーズ船でにぎわっています。丘の上に際立つ大きさとデザインの家、そこがショーンコネリーの別荘。
象徴的なホテルはネグレスコ。
ここニースはずっと昔からコートダジュールの要です。 |
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何気ない船内のシーン。
レセプションでスタッフと雑談。それでいいんです。
ジャグジーに入って、ウェイターに「シャンペン持ってきて。」 そのわがままをクルーは待っています。 |
Day 9 モンテカルロ |
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不気味な二つの船体
これ、最新型、最大のプライベートヨット。
モナコグランプリの時期に合わせて就航したようです。 |
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シードリームⅠをモンテカルロで下船。
グレースケリーの足跡を辿ってみました。
あと3週間で、F1モナコグランプリ。
すっかり準備も整っていました。 |
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It’s Yachting not cruising
これはシードリーム・ヨットクラブ社の宣伝フレーズである。
世界中に数あるクルーズ船の中でもラグジュアリー船、さらにはシードリームほどここまでプライベートヨット仕様の
クルーズ船は他にはない。
ヨットスタイルとは、あたかも自身が豪華クルーザーのオーナーであるかのような、 贅沢かつプライベート感覚あふれる船旅。
建造費数百億円と言われるプライベートメガヨットの半分は地中海にいるらしい。
モナコやカンヌ、サントロぺでは個人所有の域をはるかに超えたスケールのメガヨットをよく見かける。
今回のクルーズでは、モンテカルロ沖でとてつもなく大きなメガヨットと遭遇。
オーナーはロシア人、船名はA。500億円強という建造費。その船は異様な雰囲気を放っていた。
そんなゴージャスなメガヨットのクルーズ船版がシードリーム・ヨットクラブ。ぜひ500億円のメガヨットの
オーナー気分で乗船し、ひととき夢を見ていただきたい。
今回は、スペインのマラガから出港、前半はスペインの陽光に包まれた海岸線の街、カルタヘナ、バレンシア、
バルセロナを回り、後半は南フランス、コートダジュールと呼ばれる海岸線のゴージャスなリゾート地、
サナリーシュルメール、サントロぺ、ニースを巡り、最終地はモンテカルロだ。
4/28の出港、日本はゴールデンウィークだが、海外はまだバカンスのシーズンには少し早く、
我々が乗船したシードリームⅡは、船客定員112名のところ、実際の船客は78名、
うち日本からのゲストが20名と過去最高となった。
なぜ、今、シードリーム・ヨットクラブが日本で評価されつつあるのか?
それは単なるオールインクルーシブのラグジュアリー船とは異なるからだ。
先日、ネットの広告でイタリア車マセラティは、1963年セダンに自動車レース用の尖ったエンジンを搭載することで、
セダンの概念を変えたと載っていた。それは相当刺激的なことであったろう。
シードリーム・ヨットクラブは、アルコールがすべて無料とかそんな程度の退屈なラグジュアリー船ではなく、
デッキにあるベッドに白いシーツをしつらえて星空を見ながら眠ることが出来たり、船尾のマリーナから
ジェットスキーで暴れまわったりできる、かなり刺激的な船だ。本当のラグジュアリー層は、
美味しい食事と酒を上品に適量いただくもので、タダ酒に喜びなど感じない。そんな物量作戦で優越感を
くすぐる戦略はもう響かなくなってきている。今ラグジュアリー層にはプラスαの刺激、
もしくは極限まで磨き上げられたパーソナルなサービスが必要だ。
今回のクルーズでは、肌寒い日もあり、残念ながらジェットスキーなどのマリンスポーツは楽しむことが
出来なかったが、極限まで磨き上げられたパーソナルなサービスは存分に堪能できた。
クルーは船客の名前と顔をいち早く憶え、早々にby name で船客の名をお呼びする。
デッキチェアやジャグジーなどでくつろいでいると、絶妙なタイミングでシャンペンやカプチーノなどのオーダーを
聴きに来てくれる。食もありふれた領域をはるかに超えている。朝はモーニングステーキとシャンペンなど
当たり前。昼は新鮮な海老やカニの前菜、メインディッシュは飽きが来ないようにと、ブイヤベース、ムール貝、
タイカレー、ビーフストロガノフなど、多彩なメニューを用意する。毎夕6時30分からはメインラウンジで
オードブルのサービス。乗船2日目には贅沢にキャビアが振る舞われる。ディナーは、フォアグラ、キャビア
、シャトーブリアンなど高級食材をふんだんに使い、手間暇をかけた一品が全船客に供される。
クルーズ会社は各寄港地でバスによる観光を用意しているが、これが楽しめるとは限らない。
しかも英語ガイドだ。例えばバルセロナに言ったとする。かならずサグラダファミリア見物に
行かなければならないということはない。つまりその地の名所旧跡を必ず巡るという義務などなく、
旧市街を気ままに散策しても構わない。シードリーム・ヨットクラブの場合、有料の寄港地観光以外にも、
シェフと市場に買い出しに出かけたり、キャプテンと一緒にサイクリングに出かけたり、といったユニークな
アクティビティが用意されている。
またクルーズにはリラックスが必要だ。シードリーム・ヨットクラブは朝のヨガクラスがある。
ゆっくりとした動きだが、かなりの運動量があるとされる。またスパでは本格的なタイのマッサージを
受けることができる。クルーズ中、一度自信をリセットしてみたいときがあるが、
日本のようにお風呂がある訳でもなくなかなか難しい。そんな時にスパのトリートメントはおすすめだ。
クルーズ前半のスペイン、立ち飲みバルでいただいたハモンセラーノとカヴァ、本場バレンシアで
いただいたイカスミのパエリアなど、絶品料理をリーズナブルにいただくことができた。
スペインは物価が安く、美味しいものが堪能できる。そして人も心が温かくとても優しい。
後半のフランス、街の雰囲気も変わる。サナリーシュルメールから寄港地観光で訪れたエクサンプロバンスは、
セザンヌの生誕地として知られ、歴史文化の香り高く、イタリアのフィレンツェに似た雰囲気がある。
サントロぺはゴージャスそのもののリゾート地、シードリーム・ヨットクラブのようなスモールシップしか
訪れない小さな街だ。ルイ・ヴィトンやクリスチャンディオールなどフランスの高級ブランドが店を連ねる通りがある。
そこにはクリスチャンディオールが経営するブティックホテルもある。だけどカフェに入ってエスプレッソを頼めば、
2.5ユーロ程度。街の人は八百屋で野菜を買って、パン屋でバケットを買って、お友達とカフェでおしゃべりして
過ごしている気さくな街だ。
あと3週間もすればF1モナコグランプリが開催。その頃サントロぺには、シードリーム級の巨大な
プライベートヨットが何隻も停泊する。
究極の船旅は、ゴージャスなプライベートヨットを所有することであろう。自分の行きたい場所へ行き、
自分の食べたいものを食べ、すべてを自分がデザインすることができる船旅。しかし、それには莫大な費用が掛かる。
シードリーム・ヨットクラブはクルーズとしては料金は高めだが、プライベートヨットの維持費に比べれば
たいしたことはない。でも乗船すればプライベートヨットさながらのわがままやりたい放題の船だ。
普通の商業的クルーズ船とは全く違う船だ。
シードリーム・ヨットクラブの象徴的なクルーズは、F1モナコグランプリクルーズだ。
それはゴージャスなプライベートヨットをモンテカルロの湾に係留させてグランプリを観戦するセレブの
ライフスタイルを体験できるとても贅沢なクルーズだ。ちなみに今年のF1はフェラーリが強く、
フェラーリが強いとF1は俄然盛り上がる。来年のモナコグランプリ、メルセデスとフェラーリが
モンテカルロの公道で火花を散らしあう様をあなたに体験していただきたい。
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