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おはようございます。
さすがにここまで南下してくると、どこか、何かが違って感じられます。
ただ一つ言えるのは、手つかずの、本来の姿のままの地球。この上なく美しいです。
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静寂の世界 |
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静寂の銀世界 |
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静寂の中、幻想的な世界が広がります。
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ル・ボレアルの行く手、巨大な海氷が多い始めました。
そして、ついにはすべて海氷で覆われ、これ以上進むことはできなくなってしまいました。
船はどういう状況なのか。
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さぁ、今日もゾディアックで上陸。今日は氷の上に上陸します。
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巨大な海氷へ上陸 |
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なんと、我がル・ボレアルは、氷に激突していました。というか、氷に突き刺さっていました。
何たることか!!
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こんな大変な状況でも、フランス船はシャンペンを振る舞います。
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あらためてもう一度正面から。
ル・ボレアル、氷に刺さってます。
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クルーズライターの上田寿美子さんもご乗船。精力的に取材をされていました。
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南緯68度40分。 ポナン社の船としては過去最南端への到達記録。
船客全員で記念撮影。
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パトリック船長、オフィサーは、ドヤ顔で記念撮影。
この間、ル・ボレアルに魔の手が忍び寄ってることも知らずに。
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海氷から船に戻ろうとするも、いつの間にか押し寄せてくる氷にゾディアックは行く手を阻まれ、
船客が船に戻れなくなってしまいました。
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大変、巨大な氷からの脱出 |
パトリック船長、あわてて船に戻り、スラスターで氷を蹴散らし、ゾディアックのための道を作り出すことに必死。
でも、押し寄せる氷が多すぎる。全然駄目だ。
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ル・ボレアル 決死の脱出 |
パトリック船長、ついに船全体を回して、氷を蹴散らす手段に打って出る。
それをずっと海氷の上で見ている我々。
いったいどうなるのか?
我々は救出されるのか?
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奇跡の生還 |
南極の怖さ |
パトリック船長、暴挙に出る!!
なんと、ル・ボレアルの船尾を海氷にぶつけて接岸。
船客は命ロープを握りしめ、歩いて船に戻る!!
なんなんだこの光景は!!
一列に並ぶ船客。
あぁ、助かった。
この経験、絶対に忘れない。
パトリック船長、ありがとう!!
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ル・ボレアル、海氷からの脱出に成功。
全速力!!
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南極でもプールで泳ぎだすフランス人船客。 あなたたちは何を考えてるのか?
すると、
クルーズライター上田寿美子さんも泳ぐではないか!!
それは体を張っての取材ということなのか!!
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みんな生きてゆく |
午後、ポルクオイ島に上陸。
ゾディアックで湾内を巡る。
ヒョウアザラシ、ミナミゾウアザラシ、中には体から血を流しているのもいる。
生きてゆくための争いごとか。
目が悲しそうに見えるのは気のせいか。
ここは永遠にあなたたちのものです。我々人間は絶対に邪魔はしません。絶対に汚しません。
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ゾディアックでの探検は長くても1時間程度。
トイレのことなど、さほど気にする必要はありません。
そして気が付いたことがありました。
いつも船からゾディアックで出発、いつも船にゾディアックで戻ってくる。
上陸地で長距離歩くことはありません。
だから、年配の方でも問題なく参加できます。
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今日も、南極を満喫しました。
今日の南極はすごかった。
氷に我が船が突き刺さっている光景、
あの光景は何だったんだ。
あれは現実の光景だったのか。
そんな興奮を同行のお客さまと美味しいフレンチを
食べながら語り合いました。
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